こんにちは!げーしー(@Gasea1991)です!
最近、「これからの生き方」的な真面目な記事ばっかりなので、たまには大好きな音楽の話でもしようかなと思います。
実はぼく、趣味で楽器のベースをちょこっと弾けまして。
なので、音楽を聴く時もベースラインとかに耳がいくことが多いです。
その中でも、ぼくが世界で一番好きなベーシストをご紹介しようと思います。
Pino Palladino(ピノ・パラディーノ)さんです!
上の写真は、ベースマガジン1993年のベースマガジンの写真なので、かなり若い時の写真です。
ではでは、ピノ・パラディーノさんの魅力について、語っていきます。
Pino Palladino(ピノ・パラディーノ)さんの人物紹介
まずは、ざっくり人物紹介です。
・1957年生まれ
・イギリス出身
・ベーシストとして、参加したミュージシャン
ジョンメイヤー、ディ・アンジェロ、ポールヤング、ジェフ・ベック、ザ・フー、エリカ・バドゥ、ホセ・ジェームズ…and more
ピノ・パラディーノさんは、スタジオミュージシャン型のベーシストです。
そのため、特定のバンドだけに所属せず、ありとあらゆるミュージシャンの楽曲に参加しています。また、ジャンルも多種多様で、ロック、ファンク、R&B、ポップ、Jazz、フュージョンなど、オールジャンルでプレイできます。
ここまで、様々なジャンルで超一流のプレイをできるベーシストは、世界的に見ても稀だと思います。
知ってる人が見れば分かりますが、上記も錚々たるメンバーで、世界的な有名ミュージシャンからの信頼も厚いです。
ミュージシャンが尊敬する、ベーシストなのです。
プレイスタイル
本人もどこかのインタビューで言ってましたが、ピノ・パラディーノさんのルーツはR&Bです。
R&Bって、基本的にあんまり音がたくさん入っていない曲が多いです。
なので、本当に「間」の使い方がうまいです。
ベースって、「どう弾くか」より「どう弾かないか」ってのが大事なんですよ。
弾いていない時に、聴く人がいかに気持ちよくなれるかですね。ここら辺は語りだすと長くなるので、また別記事で説明します。
ピノ・パラディーノさんのプレイは派手ではないですし、聴く人によっては「なんだか地味だなあ」という印象だと思います。
でも、ベースの基礎を本当に大切にしてるプレイで、ベースという楽器の神髄を聴かせてくれます。
絶対に曲を邪魔しないですし、出しゃばらないんですが、彼にしかできないプレイです。だからこそ、あらゆるミュージシャンからの信頼が厚いんですね。
ベースの音色としては、あまり角が立っていない温かみのある音ですね。
パッと聞くとモコモコしてるんですが、しっかりと芯のある音で、本当に心地いい音です。
あと奏法的な話をすると、基本は指弾きです。
ピック使ってるのは見た事ないかも・・・スラップもたまーに入れる程度で、あまりやらないですね。
実際のベースプレイをご紹介
色々書きましたが、音楽って、字で書いてても結局全然伝わらないんですよ。
と、いうわけで、プレイ動画を見てもらいながら、好きなところを書いていきます。
ジョン・メイヤー トリオでのプレイですね。
こういう、3ピースで音が少ないバンドの方がピノさんの魅力が伝わる気がします。
1:50~1:55
このあたり、ドラムの音が無いですよね。この間に入っているベース音は2音だけです。この2音がリズムにメリハリをつけて、次にドラムが入る瞬間を超気持ちよくしています。
2:27あたり
「プゥッ、プウ~・・ゥププップウ」って感じのところ
ちょっと気持ちよすぎてニヤニヤします。
共感してもらえる人は仲良くできる自信があります。
3:33あたり
実はこのあたり、ベースで和音を弾いてます。同じようなパターンが繰り返す曲でも、毎回パターンが少し違ったりします。
楽曲を邪魔せずにこういう「遊び」ができるのは、流石としか言えないですね。
4:31~
ここはベースプレイ関係ないんですけど。
分かりますか?ピノさんだけ、頭一つ出てるの。ちなみに、隣のジャンメイヤーは身長191cmあるんですよ。
と、いうことは、ピノさんは身長2mはあると思います。
もう一度動画を見てみると、確かにベースと手のサイズ感がおかしいです。他のベーシストと比べると、結構分かりやすいです。
こちらは、かなり若い時のピノさんの演奏が聴ける動画です。ポール・ヤングのライブですね。
ぜひ、飛ばさずに一回通しでみてほしいです。
0:56~最後まで
なんだこのプレイは!?と。
これぞピノ・パラディーノというプレイです。
さっきの動画とは全くプレイスタイルが違います。フレットレスベースというベースをビブラートを多用しながら、歌うように弾いています。
あと、異常なまでのフレージングセンス。何をどうやったら、こんな素晴らしいラインが思い浮かぶのか・・・しかもこの時はまだ28歳くらい。おそるべし。
ポールヤングのバックで弾いているピノさんは、こんな感じで最高のフレーズを縦横無尽に弾きまくってることが多いので、こういうプレイが好きな方は、ポールヤングの曲を漁るのもオススメです。
ピノ・パラディーノを語る上で絶対外せないのが、ディ・アンジェロのバックでのプレイです。
この動画でも黒人の人に交じって、素晴らしいグルーヴを作っています。
こういうジャンルの音楽って、日本ではマイノリティですよね~。
ぼくも最初は、「なんか地味でよく分からない音楽だなあ」と思いました。でも一度魅力に気づくと、狂ったように聞いてしまします。
アドリブとそうじゃないところの境界が曖昧というか、遊び心を感じるんですよね。
3:56~
珍しく、ピノさんのソロパートが弾けます。
はあ、ピノさんセクシー過ぎる・・・
ピノ・パラディーノさんが大好きであることを再認識
この記事書きながら、ピノさんのプレイを聴き返したてたんですけど、いつ聴いてもニヤニヤしてしまいます。
しかもつい夢中で聞いてしまって、この記事書くのに2時間以上かかってしまった・・・苦笑
それほど、素敵なベーシストなので、みなさんもぜひ、ピノ・パラディーノさんのプレイを追っかけながら色々な楽曲を聞いてみて欲しいです!
げーしーでした!