こんにちは!げーしー(@Gasea1991)です!
今回は、「ブログで稼ぐ」はオワコンなのか?
このテーマについて書きます。
きっかけはこの記事ですね。
久保田大海(くぼたひろみ)さんが運営している、KOMUGIというブログの記事です。
久保田さんは本の編集者の方で、IT、メディア関係の知識が豊富で、ブログも毎回読み応えのある論考になっています。
ちなみに、上記の記事も1.3万字くらいのボリュームです。無料なのが信じられないくらい、良質な読み物です。
と、いうことで、KOMUGIの「まだブロガーで消耗してるの?」を読んでの、ぼくがブログで稼ぐことに対して思うことを書いていきます。
ブログの収益モデル
すべてのネット副業の中心に位置するブロガーは、「広告/商品/販売/労働力」など「ネットで稼ぐ」を網羅的に体現する存在です。ブロガーになるための技術的な敷居もそれほど高くない。またミニブログとも呼ばれるツイッターが登場したことで、ビジネスはさらにメルマガやオンラインサロンにまで拡張しています。ゆえに、ブロガーは「ネットで稼ぐ」の最強プレイヤーです。
上記はKOMUGIからの抜粋です。
上記にある通り、ブログはどのような「稼ぎ方」にもシフトできます。
分かりやすいように実例を挙げておきます。
広告:Googleアドセンス、スポンサー広告
販売:オリジナル商品の販売
労働:広告記事
という感じですね。
すなわち、
ブロガーはネットビジネスの収益モデルを大半の領域をカバーできるため、「取りこぼし」が少なくできる
というのが、強みかと思います。
ブロガーを目指さない方がいい理由
KOMUGIでは以下の2つの理由から、ブロガーは辞めておいた方がいいと書かれています。
①ニュースネットワークの登場
ブロガーにとって喫緊の問題は、スマートニュースやグノシーなど、スマホに最適化されたキュレーションサービス「ニュースアプリ」の存在です。noteやはてなブログ、ライブドアブログなど一部のブログサービスは、ニュースアプリにも配信網を持っています。しかしながら、ニュースとしてアプリに配信されるブログ記事はそもそもひと握りです。もしブログ記事が運良くニュースとして配信されても、Webメディアのニュース記事と正面から競合します。
②ネットの本質は先物買い
現在のグーグルが持つ検索のアルゴリズムがどうなっているかは非公開でわかりません。しかし、発信を始めてばかりのブロガーより、そもそも配信記事数やSNSシェア数が多く、何年も継続しているWebメディアの方が有利であろうことは容易に想像できます。今からWebメディアと「iPhone X」の記事の優劣を競い合っても、新参ブロガーが勝てる余地はほとんど残っていません。
ということです。
これを素直に受け取ると、なかなか絶望的ですね。
ただ、ぼくは、上記2つの「ブロガーを目指さない方がいい理由」に、生きのこりのヒントがあると思っています。
ブロガーの生存戦略
ニュースアプリと競合すると、負けてしまうのはその通りだと思います。
KOMUGIの久保田さんのように、よっぽど論考に独自の切り口があって、読みごたえがあれば、別ですが。
大半の人は、久保田さんのような論考は書けないとおもいます。
では、どうすればいいのか?
答えは簡単。競合しなければいいのです。
で、競合しないためには、「先物買い」が必要です。
そんなのできたら、苦労しないわ!って感じですよね。
でも、大半の人ができないからこそ、できている人の価値はものすごく高くなるはずです。
「先物買い」のポイントとしては、いかにお金にならないことを選べるか?
にかかってると思います。
お金になることには、人がものすごいスピードで集まってきます。で、競争が激しくなり、消耗戦ですよね。それは避けたいです。
なので、シンプルに「楽しい!夢中になれる!」って思う分野で先物買いできると、かなり強いと思います。
「競合しない」に関しては、自分の日常を切り取るだけでも、独自性がでてくると思います。
例えば、ぼくの場合です。
「27歳」の
「地方在住」の
「回路設計エンジニア」が
「稼ぐ当てもなく」
「会社を辞めて」
「ゼロからお金を稼げるのかチャレンジする」
一つ一つは珍しいことじゃなくても、組み合わせることによって、希少性や独自性がでてきます。
こうやって、組み合わせをうまく利用することで、「自分だけの独自のメディア」が出来上がります。
ブログで稼ぐを諦める
「ブログで稼ぐ」の生存戦略としては、
・競合しない
・先物買いする
が大切だと書きました。
ただ、お気づきの通り、これをやるのはものすごくハードルが高いです。
そこで、最後の生存手段としては、
「ブログで稼ぐ」を諦める
というのがあると思います。
別にヤケになってる訳ではないです。
「稼ぐ」という意識が強くなり過ぎると、コンテンツの方向性がブレたり、自分の主張に一貫性が無くなったりするリスクがあるからです。
ブログを「稼ぐためのツール」としてとらえるのではなく、「個人のためのメディア」と捉えた方がいいと思います。
自分のメディアをしっかり運営する意識をもつことが、すごく重要だと思います。
このことは、KOMUGIを見ていてすごく思いました。
KOMUGIの記事には、広告などがほとんどありません。これは、広告によって、メディアとしての機能を損なわないようにしているためだと思います。
したがって、
「ブログで稼ぐ」ことを諦めることによって、個人メディアとしての個性を発揮できれば、結果的に他のメディアとの競合を避ける事ができるのでは?
と考えています。
まとめ
今回の結論としては、
ブログで稼ぐのは非常に厳しい。
ただし、個人メディアとしては、まだ十分に生存できる。
という感じです。
むしろこれからの時代は、個人が自由に発信できるメディアを持ってる人と、持ってない人で、どんどん差が広がっていくと思います。
もし、素晴らしいアイデアや商品を持ってても、世の中に知ってもらわないと、持ってないのと一緒ですからね。
ちなみにこれはKOMUGI内で取り上げられている、「ブログで稼ぐ」のバイブル的な本です。
ぼくも、こつこつ自分のメディアとして、このブログを更新していければな~と思っています。
げーしーでした!