げーしーのくらし

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「未来に先回りする思考法」を読んで、つくづく人間は間違える生き物だと思った

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こんにちは!げーしー(@Gasea1991)です! 

 

いやー、「未来に先回りする思考法」すごく良かったです。

ためになる内容なので、色んな人に読んでほしい気持ちと、あんまり読んでほしくない気持ちが半々ですw

 

何がすばらしいかと言うと、「人間は間違える生き物」って前提で書かれているところがすごくいいです。

タイトルはキャッチーですし、たまにでてくる未来予測も「これホント?」みたいな内容もありますが、「思考法」の部分に関してはとても地に足がついた感じで解説されています。

 

それでは、ご紹介していきます!

 

 

テクノロジーとはなんなのか?

本は第1章~第4章まであります。

本のおおよその流れですが、1~3章までが「テクノロジーとは果たしてなんのか?」ということの説明にあてられています。

 

ぼくがこの本を読んで「テクノロジーはなんなのか?」と聞かれた時の答えは、「人間の欲求に基づいた必要性を満たしてくれるもの」と答えます。

 

以下は抜粋です。

イ ス ラ エ ル は わ ず か 人 口 8 0 0 万 人 程 度 の 小 さ い 国 で す が 、 ナ ス ダ ッ ク に 上 場 す る 企 業 は ア メ リ カ の 次 に 多 い と い う 不 思 議 な 国です。

「 ど う し て 人 口 8 0 0 万 人 の 国 が 、 こ ん な に う ま く 、 継 続 的 に イ ノ ベ ー シ ョ ン を 生 み 出 せ る の か ? 」 と 聞 い て み た こ と が あ り ま す 。 す る と 、 と て も シ ン プ ル な 答 え が 返 っ て き ま し た 。

「 N e c e s s i t y ( 必 要 性 ) 」 だ と 。

中 東 は 政 治 的 な 緊 張 関 係 が あ り 、 周 辺 国 と も 争 い が 絶 え ま せ ん 。 そ の た め 政 府 ・ 民 間 ・ 大 学 ・ 軍 な ど 全 員 が 協 力 し て 収 入 を 確 保 し 、 ア メ リ カ を は じ め と す る 諸 外 国 へ の 影 響 力 を 保 ち 続 け な け れ ば 、 国 と し て 危 機 に 陥 っ て し ま い ま す 。 つ ま り 、 イ ノ ベ ー シ ョ ン を 起 こ す た め の 必 要 性 が 、 ど こ よ り 切 実 に 存 在 し て い る の で す 。

テクノロジーは「必要性」を原動力に生み出されます。

 

本の中では、テクノロジーの進化のパターンや、人間との関係性の変化についても書かれています。

すべて の テクノロジー は、 何らかの 形 で 人間 の 持つ 機能 を 拡張 し て き まし た。

斧 や 弓 が、 手 の 持つ 機能 を そのまま 拡張 し た もの だ という のは イメージ し やすい でしょう。

文字 や 書籍 は、 かつて 個体 の 脳 内 で 完結 し て い た 情報 を 物体 に 記録 し、 他 の 個体 にも 共有 可能 に し た という 意味 では、 人類 の 頭脳 の 拡張 だ と いえ ます。

こんな感じで、過去の歴史をパターン化してひも解いてあるので、だれでも簡単に未来に先回りできそうな感覚になります。

 

未来を予想するのって、単純にワクワクするんですよね~!

 

 

未来に先回りするために

第4章では、具体的な「思考法」に焦点が当てられています。

ぼくはこの本の本質は、第4章だと思っています。時間が無い人なら、第4章だけ読んでも良いレベルです。

 

本からの引用です。

自転車 を どれ だけ 改造 し て 整備 し ても、 宇宙 に 出る こと は 永遠 に でき ませ ん。 どれ だけ 早く ペダル を こい でも、 自転車 は 構造 上空 に 浮く こと は 絶対 に あり ませ ん。

現状 を ひたすら 効率 化 し 続ける こと は、 目的地 への 近道 を 探す こと を 放棄 し た 思考 停止 の 状態 とも いえ ます。

自転車で宇宙に行けないなんて、当たり前ですよね。

でもこれ、自転車乗ってる本人は気付かないことが多いです。

 

身近な例でいえば、Google検索ですね。

今ではほしい情報は、ほんの数秒で検索できて、5分もあれば自分の知識になります。

でも、パソコンの使い方を知らない人は、図書館に行って本を探して、欲しい情報を得るまでに1時間かかるかもしれません。

 

知っている人と知らない人との差は、ものすごい勢いで広がるのは簡単に想像できます。 

 

この本を読んで、自分のやり方を疑うというのは、常に大切な視点だと学びました。

以下のその例です。

Google には 有名 な「 20% ルール」 が 存在 し ます。 就業 時間 の 20% は、 会社 から 指示 さ れ た 業務 以外 の 自分 の 好き な プロジェクト なり アイデア に 時間 を 費やし て よい という ルール です。

企業 の 80% の リソース を 経営 陣 の 意思 決定 どおり の 仕事 に 費やし、 残り の 20% の リソース を 社員 の 意思 決定 に 任せる。 これ により、 企業 全体 が おかしな 方向 に なら ない よう に バランス を とっ て いる の です。

あのGoogleですら、自分たちが間違うと思って組織運営しているんです。

ぼくみたいな凡人が間違わないはずないですよね。

 

 

道しるべになる1冊です

「未来に先回りする思考法」はこれから自分がどう行動していけばのヒントをくれる、道しるべになる1冊ですね。

ぼくも判断に迷った時は、読み返したいと思います。

 

最後に著者の佐藤さんが大切にしている、考え方を引用します。

私 が 人間 や 社会 が 絡む 領域 について 考える とき、 常に 気 を つけ て い た のは「 打席 に 立つ」、 つまり 理論 だけの 評論家 に なら ない こと でし た。

 

ぼくも打席に立って、がんばります!

 

げーしーでした!

 

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